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【憑依モノ祭り4日目】先輩からの教え

作者:ファンタのコーラ味(小説)&ズンダリンダ(挿絵)



俺は1週間前に死んでしまった。特に未練もなかったのに幽霊となって現世に留まっていた俺はこの日も、ある温泉施設の女湯を覗いて物色を行っていた。
だが彼女らを見る目は今までとは違っていた。その原因はとある出会いによるものだった……

あれはつい昨日のこと、俺は同じく日課の覗きに勤しんでいた。身体がないゆえにこうやって自由に覗けるのは良かったのだが、身体がないせいで興奮もできず、もどかしい思いをしていた。
すり抜ける以上他にやることもないため、もういっそこのまま成仏するまでここにいてもいいかなと思い始めていたその時。湯船でじゃれあっていた女子高生らしき集団の1人と、俺の目が合ったのだ。
宙を浮いている俺の方向には天井しかない。にもかかわらず、彼女はじっと俺の方を見つめて、そして妖艶な笑みを浮かべてくる。まるで「見えているぞ」と言わんばかりに。
俺という男に見られているのに、彼女は他の無防備な女子高生たち同様に、むしろ良いだろと見せびらかすかのように惜しげもなく自らの魅惑的な肢体を晒してくる美少女。その姿に釘付けになりながら、誘われるように後をついていった。
駐車場の裏、人のこないような場所まで誘われた俺に、遂に彼女が口を開いた。

「うん。そろそろいいかな。ごめんね。お兄さんと違って私にはちゃんとした身体があるから、1人で喋ってると思われると困っちゃうの」

ベンチに腰掛け、形ばかりの謝罪を向けてくる。パジャマに着替えたことで裸ではなくなったものの、それが短いために晒される生足がかえって艶めかしかった。
俺の視線さえ意に介さず、それどころか足を組み替えて見せつけるような仕草を行いながら、彼女は話を続ける。

「ふふ、にしても意識のハッキリしてる浮遊霊に会うのなんて初めてだから、ちょっとテンション上がっちゃった」

彼女は可愛らしい顔で微笑みながら話を続ける。霊には魂の力である霊力というものがあること。普通の人はこの霊力が弱いせいでそのまま昇天したり、意識がなくなったり、地縛されたりするということ。そして俺のように偶に居る、強い霊力を持つ人間はこの縛りを受けることなく意識がはっきりしたまま辺りを浮遊できるということ。
ファッションやメイクに注力していそうな、可憐な見た目の少女からは考えられないほどオカルトじみた話を、まるで経験でもしてきたかのように得意げに話す。その可愛らしい声色から紡がれる言葉は、とても冗談には思えない何かがあった。
霊と魂についての話はしばらく続いたが、最後に彼女は俺にこう訊ねてきた。

「ね、人生を丸ごと『換えて』みるつもりはない?」

そういって、彼女はニヤーッ、と年頃の少女には似つかわしくないような、どこかいやらしささえ感じられる笑みを浮かべる。その表情に、その言葉に、ないはずの心臓がドキリと高鳴ったような気がした。

「お兄さんほど強力な霊力があれば、他人の身体に乗り移って自由に操ることだってできるよ。上手くやればそのまま身体を奪い取って、貴方の新しい肉体として使い続けることだってできる」

自らの生足に細く綺麗な指を這わせながら、見せつけるように挑発的な視線を浴びせてきた少女。彼女は何者なのか、どういう状態にあるのか。なんとなく見当はついているが、俺には関係ない。何より、これを知ってしまった以上俺に彼を否定する権利なんてないのだから。
再び物色を再開する。俺にとって裸の女性たちを見つめる視線は今まで見てきた性的対象というだけでなく、自らの新しい身体候補としてのものも加わっていた。その手を、その足を、その顔を、自らの物として手に入れ、使うことに思いを馳せるようになっていたのだ。
そういう意味では、この場所は最適だった。化粧も衣服も、飾り立てるものが一切ない彼女たちの本来の姿なのだから。
身体はなかったが、俺の心は確実に、この上なく興奮していた。

(…………んー…………)

新しい身体は中々決まらなかった。なんせ俺の身体の替わりとして一生使い続ける大事な大事な身体だ。息をするのも、何かを食べるのも、歩くのも走るのも、何をするのも新しい身体で行うことになる。選ばれた娘の身体と俺の魂は結婚相手……いやそれ以上に深い関係となってしまうのだから。
そんな一方的で贅沢な悩みを抱えながら、かれこれ一週間が経過した。あの時の少女は俺ほどの霊力を持っていれば2か月はこの世に留まれるだろうと言っていたが、長い間このままでいると霊力も弱まり、相手の身体を乗っ取る際に失敗する確率が上がるらしい。だから、そろそろちゃんとした身体を手に入れたいと思っていたその日のことだった。

(あ……っ……! この娘だ……!)

一目惚れだった。友達同士と思しき女の子のグループ、髪や化粧の手入れ具合から女子高生よりなんとなく大人びて感じられる彼女らは大学生だろうか。その中の1人に、俺は猛烈に心惹かれることとなった。
何より俺好みの綺麗な顔立ちに、グループの中でも育ちの良さを伺える淑やかな雰囲気に、魅惑的に丸みを帯びて整ったボディラインは、俺を魅了するのには十分すぎるものだった。
もしあの顔が俺の顔になったなら、あの手が、あの脚が、あの身体が俺の新しい身体になったなら。毎日、俺の望んだ時にあの魅惑の肢体を自由に慰めることができるとしたら。そう考えただけで魂が悦びと期待に打ち震えるのが分かる。彼女の身体を心から欲しいと思ってしまっているのが分かる。
期待に胸をときめかせながら、俺は彼女が1人になるのを待つことにした。

『いくら霊力が強くても、元々身体に魂が入った人間の身体を横から奪い取ろうとすると、当然抵抗される。相手によっては長い間抵抗されたり、声をあげられたりして後々面倒くさいから、乗り移るときはなるべく慎重に、相手のいない場所でヤるように』

少女の言葉を思い出す。あれは経験談なのだろうか。とにかく俺は彼女がグループと別れて単独で行動する機会を伺うことにした。その間も見えないのをいいことに周りの娘達や彼女を視姦し続ける。
どうやら同じサークルの友達のようで、俺が狙う彼女は特に周りから信頼され、好かれているように見える。そんな彼女のことを勝手に誇らしく思う。既に俺は彼女の身体と一体化することを前提に考え始めており、彼女の持つ交友関係全てを自分のものだと考えるようになっていた。
女の子の風呂は長く、女の子の話も長い。かれこれ1時間近く湯船に浸かっていると、段々のぼせてくる娘や、露天風呂に移動する娘も出てくる。そうやって人数が減っていって、遂に俺の狙う彼女も単独で場所を移すことにしたのだった。

「ふぅ……ちょっと暑くなっちゃったな……」

身体が冷え切らないよう、少し温度の低い露天風呂に浸かりながら火照ってしまった身体を冷ます彼女。施設自体がそれなりに値段のする場所であるため、今この場にはこの娘ただ1人。先の少女のアドバイスに則るならば自宅まで憑き添って、ゆっくりじっくりと、誰にも邪魔されることなく身体を貰い受けるのが良いのだろう。しかしもう我慢できなかった。紅潮した頬で可愛らしく吐息を漏らしながら休むその姿が艶めかしくて、今すぐにその身体が欲しいと思ってしまったのだ。

『方法は分かっちゃえば簡単。ちゃんとした入り口から入ってあげればいいの。口でも、耳でも、なんなら、こっちからでも』

言いながら少女は自らの両脚を広げ、股間を見せびらかしてきた。ショートパンツに覆われたはずのその場所だが、自ら「入り口」と口にしながら見せつけてくるその場所は、少女の年齢からは考えられないほど淫らに見えた。
その光景を思い出しながら意を決して、俺はゆっくりと彼女を観察する。タオルに巻かれてほとんど見えはしないが、傷ひとつない綺麗な身体だ。もしこの身体を手に入れてしまったら、この光景だけは鏡以外では二度と見ることはできないだろうから、ここだけは焼き付けておかないとな、などと思いながら、自らの幽体を彼女の身体へと近づけていく。新しい、俺の、大事な肉の器へと……!
入る場所は既に決めていた。俺の新しい人生を始めるにふさわしい場所、股間でも口でもなく、にもかかわらず無防備なその入口へ……!

(じゃあ、これからよろしくね。俺の新しい身体……!)
「ひぁあぁっ!? えっ!? ほっ、お゛ぉっ……!」

選んだのはタオルに囲まれつつもその形がくっきりと見えるお腹の中央、おへそだった。霊体である俺の魂は唯一の防壁である布地など容易くすり抜けて、「入り口」と認識したその場所へとみるみるうちに込んでいくが、彼女自身に抵抗する手段はない。本来へそは親からの栄養や酸素をやり取りする場所。吐き出すこともできるのだろうが、そこに本人の意思は関係ないのだ。
突然俺の魂という異物が入り込んだ衝撃で、上品な見た目と雰囲気を纏っていた彼女は身体を痙攣させ、綺麗に巻いていたタオルもずり落ちる。もはや彼女には生理的な嗚咽のような声を漏らして瞳を虚ろに上向けて、ただ耐えることしかできなかった。


ズンダ 挿絵_s


「あ゛ぁっ……なに……なにかがっ……広がって……っ……!」

ぢゅぽんっ、と言わんばかりに勢いよく体内へと潜り込むことに成功した俺の魂を栄養と錯覚した彼女の肉体は、みるみるうちに俺を体内の取り込み、迎え入れてくれる。
彼女本人は入り込んできた存在を異物と認識しているようで、身体を抱いて必死に抵抗の様子を見せるが、無慈悲にも俺の魂は身体の形に合わせて染み渡り、彼女の形に合わせて再構成されていくのが分かる。
俺には本来ないはずの乳房に魂が行き渡る。魂が女性的なくびれの形に合う。股間の、性器の奥まで魂が流れ込み、本来肉棒があるはずの箇所が全くの別物に作り替わる。ゴツゴツした俺の顔が、彼女の綺麗で整った形の型へと嵌り、その形を変えていく。彼女がしていたのと同じ魂の形に作り替わって、俺の魂は新しい形に組み変わってしまった。

「ぁ……っ!? ぃっ!? ぎっ!?」

悲鳴のような声をあげて彼女の身体はカクンと下を向く。瞳は虚ろになり、意識を失う。俺の霊力が彼女の意識を抑え込むことに成功したのだ。彼女が本来繋げていた肉体と魂の関係を横取りし、俺の魂と彼女の肉体を繋ぎ合わせて支配していく。俺の方が霊力が強いおかげで彼女本来の魂と肉体との接続は簡単に剥がれ、空になった身体に俺の魂が染み渡っていく。
虚ろだった瞳に段々と光が宿る。しかしその光は本来の彼女のものではなく、俺という新しい魂に支配されたものであった。

「……ふぅ……っ……ん……成功、したのか……?」

何度か瞬きを繰り返すと、段々とぼやけていた視界がハッキリしてくる。大きな2つの脂肪の塊が胸元で主張しているのが分かる。股間の心許ない感覚だって分かる。息を吐いて、声を出すと、高くて可愛らしい音色が奏でられるのが分かる。その音が耳へと響いてくるのが分かる。

「あぁ……おれ、ホントに、この娘に……!?」

両手を眼前に持ってくると、細くて綺麗な指が、手が、俺の思うままに動く。成功したんだ。俺はこの娘の身体に乗り移ったんだ。
思わず口角が上がるのを感じる。霊だった時に見ていた、彼女の瑞々しくて綺麗な唇が歪んでいるだろうことが容易に想像できる。
浴槽に全身を浸けながら、その温もりを享受する。長らく感じたことのなかった肌の感触は、生きている身体への懐かしさと執着をさらに強めてくれる。
まだだ。これだけではただ乗り移って、一時的に身体を支配しているだけ。もっと深く、強く、本当の意味でこの身体を貰い受けないと……!

『乗り移るのも一苦労だけど、乗り移った後も大変だよ。なんせ元の持ち主を何とかして、身体の本当に持ち主にならないと、相手を完全に新しいお兄さんの人生の器にはできないんだからね?』

愉悦そうに笑みを浮かべ、見せつけるように自らの身体を撫でまわしながら少女はそう告げていた。服の中に突っ込まれた手が敏感な箇所に当たるごとに少女はピクリと震え、甘く可愛らしい声を漏らしていた。自らの身体がどれだけ良いものであるかを、自分がどれだけ良いものを使っているかを、見せつけるように。
俺も、次の段階に移ろう。
お湯を全身にかける動作を続けながら、身体を優しく撫でてみる。湯を弾くほど瑞々しい肌は触感も当然良く、ゴツゴツして汚らしかった元俺とは全く違うことを分からせてくる。

「はぁ……これ、良い。良いなぁ……」

お湯に包まれる身体も、撫でる感触も、ため息として漏れる透き通った声も、何もかもが心地よくて、この身体に対する愛着がどんどん湧いてくる。ここまで来たら後戻りなんてできない。絶対に、この身体を俺のものにしてやる……!

『お兄さんほどの霊力なら元の魂は完全に眠らせることができると思う。だから後はお兄さんの魂と相手の身体との対話が大事になるんだ。相手の身体に、お兄さんの魂と一緒に生きていった方が良いって思わせてあげるの』

相手の身体を屈服させて、俺の側につかせる。理屈は分かったが、方法が分からなかった。乗り移った相手本人を喜ばせるのではなく、身体を喜ばせる方法なんて。
そんな悩みが表情に出ていたのか、少女はこう続けた。

『もう、じれったいなぁ。身体を悦ばせるんだから、必要なのは気持ちいいことに決まってるじゃん』

嗜虐的な笑みを浮かべ、パジャマの中の胸元に右手を、ショートパンツの中に左手を当てながら、少女は俺にその方法を告げる。今までと同じように。何より、まるで自分がそうしてきたかのように。

『お、な、に、ぃ♡ だよ。女の子の身体を乗っ取って、女の子の身体で気持ちよくなっちゃえば良いんだ』

身体を撫でる手に力がこもる。手から二の腕、肩、鎖骨。綺麗なこの娘の肌にゆっくりと手を這わすと、ゾクゾクと神経がザワつくのを感じる。眼下に広がる瑞々しく大きな乳房はやはり本来の俺にはなかったもので、未だ違和感の象徴であり、同時にこの娘の、女の子の身体を使っているという証にもなっていた。
そんなたわわな塊に、ゆっくりと手を這わす。本来の男の身体ならばそのまま下に落ちてしまう手が、柔らかな感触へと沈み込んでいく。

「っ……おぉ……これが……!」

柔らかな乳房の感触もさることながら、細く綺麗な手が自らの乳に触れる感触も名状しがたいものだった。自らの胸に張り付いた柔らかな塊が、手の動きに呼応してプルプルと動き回っているのが、乳房に張り巡らされた神経からも伝わってくる。触る感覚は味わえても、触られる感覚は絶対に男には味わえないもので、それだけで愉悦と快楽が体中を駆け巡っていく。

「はぁっ……ぁ……! この身体も、興奮、してきたんだ……!」

乳の感触を楽しみながら揉みしだいていると、段々と身体の芯が熱くなってきたのが分かった。お湯のせい……だけではない。揉みしだいたことでたまにお湯と空気の間を行き来している乳首からピリピリと気持ちよさが流れ込んできているのだ。じっと見れば乳輪がぷっくりと浮かび上がり、乳首も心なしか大きくなって見える。
ジンジンと熱を伝えてくるそこは、まるで俺に触れと語りかけてきているようで。

「んっ……ふぅっ……くぅっ……♡ あぁんっ♡」

乳輪や乳首を両手の人差し指と親指で刺激してやると、神経に甘い電流が駆け巡り、思わず声が漏れる。こんなに可愛らしい声で鳴けるんだと感心して、わざと媚びた甘い声をあげてみる。さっき見た淑やかな雰囲気を纏った美人が、AVのような甘ったるい声を上げているんだ、俺が上げさせているんだと思うと否応なく精神が昂ってくるのが分かる。

「はぁあっ♡ 気持ちいい、この身体、すごいぃ♡」

弄れば弄るほど俺の魂が昂り、同時に俺に操られたこの身体が昂ってくる。昂れば昂るほどに快楽が量と威力を増して脳髄へと襲い掛かり、俺と共にこの身体自身が善がっているのが分かる。

「はぁっ……あぁっ……私っ、なんてはしたないっ……」

下腹部がキュンキュンと求め疼いてくる。こっちも触ってほしい。こっちも気持ちよくしてほしいと身体が求めているのが分かるのだ。それに応えてやるべく湯の中に手を移そうとしたとき、ピクリと動きが止まる。
その原因も、あの時に聞いていたことだ。

『身体をイジってると、ふと手が止まるときがあるの。それは相手の身体まだがお兄さんじゃなく、元の持ち主に従ってる証だから、そんなのは……』

俺は少し息をして、言われたことを反芻する。両手で乳首を摘み直して、乳房を鷲掴みにして、一気に力を入れる。

「きゃうぅぅっ♡♡♡」
『もっと気持ちいいことで塗り潰しちゃえ♡』

瞬間、叫ぶような声を上げてしまう。ビクビクっと足先まで快楽の電撃が迸る。同時に、この身体に残った思念が捻り潰され、俺の意思に従うよう作り直されていくのを感じる。頭の中がさっき以上に桃色に染まり、どんどんスケベになっていくのが分かる。彼女のものだったはずの、彼女だけのものだったはずの脳が、俺に馴染み始めた証なのだ。
思わず頬がほころぶ。このままいけば、本当にこの身体に転生できる。この手足を自由自在に操って、この綺麗な顔と身体で、この気持ちいい身体で、新しい性別で、新しい名前で生きていけるんだ……!

「はぁあっ……そうだ、下がダメなら試しにこっちは……!」

続いて俺の手は、再び乳房の下へと降りていく。目指した先は股間ではなく、お腹の中央。俺がこの娘として始まった、大事な大事な場所である、おへそだった。
乳房を両腕で押し込むことで退かして、その綺麗な腹部を視界に捉える。さっきは他人目線で見ていた美しい肢体が、今は自分目線で見えている。この光景こそこの身体を得たという証。この身体でしか見ることのできない景色だった。

「はぁ……♡ ここも、綺麗な形してるよなぁ……♡ ふふっ……お互い考えたこともなかったのに、俺もこの身体もへそフェチになっちゃうかも……♡ んっ……!」

そんなことを呟きながら入り口をクリクリと、細い指で転がしてやると、こそばゆさの奥に気持ちよさがあふれ出してくる。ここから彼女の身体に入ったのだ。ここから俺の魂に入られたのだ。2人の馴れ初めともいえる部位は妙に特別に思えて、全身にじわじわと幸福感のようなものが溢れてくる。
それはこの身体が、俺に使われることに対して今まで以上に肯定的な感情を生み始めている証拠でもあった。

「よし……! 今度こそ、こっちを……!」

湯の中、股間に向けて手を近づける。さっきまであった抵抗は嘘のようになく、それそのものがこの身体が俺に服従しようとしている証に思える。みんなが使うお風呂で自慰するなんて考えられないと、身体の持ち主の思念が伝わってくる。だがそれだけだ。既に俺の思考に染まりはじめた身体は、俺が与える快楽に夢中になって俺に従おうとしていた。

「んぁっ……あぁっ……これがっ……俺のっ……」

割れ物でも触るかのように優しく、丁寧に股間へと触れると、先ほど同様にピリピリとした快感が、今度は股間を走っていく。だが乳首をイジっている時とは違い、撫でれば撫でるほど粘性のある何かが溢れ出て、俺の指に纏わりついてゆく。お湯より滑りの良いソレは、潤滑油のように性器を撫でる指を簡単に進ませてくれる。

「はぁあぁっ♡ ゆび、もっと、ナカに挿入れちゃえっ……♡」

指をグリグリと、粘液を吐き出し続ける穴の中へとねじ込んでやる。そんな乱暴な挿入でも粘液まみれになった性器は簡単に指を受け入れ、奥へ奥へと迎え入れてしまう。
身体の中に物体を受け入れる感覚、ナカに何かが入り込んでくる感覚はまさしく新鮮そのもので、恐ろしいはずの物がやけに心地いい。身体がこの感覚を受け入れているのと同時に、俺の魂も身体に影響され、この身体が得る快楽を理解し始めているのだ。

「あぁあぁっ♡ 気持ちいい、きもちいいよぉ♡ これが、私の、俺の、おまんこぉ……♡」

うっとりと甘く声を吐きながら、身体が織りなす快楽に酔いしれる。俺の意思が本来の彼女なら口にしない淫語を発そうとすると、先ほどまでの彼女なら抵抗したかもしれないが、俺に服従している彼女の喉から綺麗な音色に変換されて淫らな言葉が飛び出し、耳はその音を漏れなく聞き取って俺に報告してくれる。

「んぁ♡ こっちがクリでぇ……♡ ここが、じぃ、すぽっ!? ほぉ゛ぉ♡♡♡」

俺の性知識をこの娘の脳にシンクロさせるよう口に出しながら触れてやると、触れている性感帯から快楽が弾けて脳髄へと一気に駆け上ってくる。同時にこうすると気持ちいい、ここを触ると気持ちいいという情報が記憶として覚え込まれる。この娘自身が元々箱入りだったせいか性に関する知識も興味も乏しかったらしく、その味を知った彼女の脳はみるみるうちに俺の魂に汚染されていく。
お父様とお母様には感謝しないといけないな。大事な娘をここまで無垢に育て上げてくれたおかげで、今この瞬間、この娘は見ず知らずの俺の魂の持つ性欲に簡単に支配される、俺にとっての理想の器になってくれているのだから。

「ふゃあぁっ♡ おまんこぢゅぽぢゅぽすると、のーみそふわふわしてっ♡♡♡ お゛っ!? ここ、イイっ、キモチいいっ♡♡♡」

どんどん頭の中が快楽で満たされ、思考がふにゃふにゃになっていくのが分かる。同時にその中に俺の魂が刷り込まれ、再構成されていくのも分かる。女としての性感の悦び、男として自分のような美人を好き放題できる悦び。二つが混ざり合い、俺とこの身体に最も都合のいい形で組み替えられていく。俺の魂とこの娘、香織ちゃんの肉体の真の意味での融合の時は、すぐそこまで迫っているのだ。

「はぁあっ♡ キたっ、キちゃいましたっ♡ 香織っ、こんな、みんなが使う温泉で、男の人に身体乗っ取られて、オナニーさせられてっ♡ イくっ♡ イっちゃいますっ♡ ダメなのにっ♡ ダメなはずなのにっ♡ 止まらないんですっ♡ キモチいいが止まらなくてっ♡ んあっ!? ほお゛っ……♡♡♡」

ビクビクっ、と身体を振るわせて、遂に俺と香織は絶頂を迎える。まるで脳天に雷でも落ちたかのように全身を振るわせ、魂が身体中を飛び回っているような不思議な感覚に身を任せてしまう。身体も魂も制御できないまましばらく快楽に身を震わせていた俺と香織だったが、次第に身体の痙攣も収まり、魂も静かになっていく。はぁーっ……と大きく溜め息を吐いて、暖かなお湯と一緒に身体中を駆ける快楽の余韻と共に、おれはある確信を得ていた。

「ふふっ……ふふふっ……ふふふふっ……!」

思わず笑みがこぼれてしまう。共に絶頂を迎えた俺と香織の関係は、先ほどまでには考えられないほど強い結びつきのものへと変わっていたのだ。もはや彼女の身体は俺が体内に存在していることを当然であり、健常な状態と考えている。魂の居心地だって、まるで香織という肉体で復活を果たしたかのように、最高によかった。いや、復活を果たしたといっても過言じゃない。既に彼女の脳は完全に俺に明け渡され、記憶だって自由に引き出すことができるようになっていたのだから。
ここまでくれば、あともう一歩だ。

『一度イくぐらいの快楽を得られたら、もうその身体はほとんどお兄さんに乗っ取られてると思う。もう元の魂が主導権を握り返すことはほとんど無理だし、元の魂に身体を返しても違和感ができるくらいに、新しいカラダはお兄さんに惚れ込んでくれてると思う。だから、最後の仕上げをしてあげるの』

あの少女の言っていた通り、今香織の身体は俺の従順な器になっている。それは実感できる。もし今俺と香織本人が同じ霊力で身体を取り合ったら、香織の身体は迷わず俺を主人に選ぶだろうと自信をもって思える。だからこそ、この仕上げが必要なのだ。

『最後は身体がやってくれる。お兄さんはただ、身体に向かって、「不要な魂を追い出せ」って命令してあげればいいの。脳みそに、身体に、直接呼びかけて、要らない魂を身体から捨てて、抜け殻になった身体とじっくりねっとり融合してあげればいい』

そう。一つの身体に二つの魂は要らない。どれだけ強力に身体を支配できているとしても、元香織の魂がいる限り俺は香織への完全な転生を果たしたことにはならないのだ。だから、この器からもう要らない香織の魂を追い出さなければいけない。

『子宮の上に手を当てて、身体に残った要らない「女」の設定を、意識を、魂を。全部卵子に閉じ込めてあげるの。「要らないものはここに集まれ」って命令して、最後におまんこから吐き出してあげるの』

意識を集中して、身体に命令を送る。「要らない魂を、『俺』が生きるのに不要な、「香織」だった全てを、この身体から吐き出せ」と、脳に、神経に、細胞に、送り込んでやる。
自分の主人である魂を追い出す命令に対して、香織の身体は一切抵抗の意思を示さなかった。当然だ。もうこれは俺の身体で、香織の魂には俺こそが相応しいと、なによりこの身体自身が認めているのだから。

「っ……! きた……! 段々子宮が圧迫されてるのが分かる……! 今から追い出すんだ。香織を、この身体から追い出すんだ……!」

1か所がほんの少しだけ膨らんだ香織のお腹を撫でながら、何度も何度も「不要な香織を追い出せ、俺の新しい身体になれ」と命令してやると、まるで鼓動するように卵子が動きながら、体内から「香織だったもの」を集めて閉じ込めていくのが分かる。

「よし……! 出てけ、出てけ……! これはもう俺の身体だ。古い香織はっ、出ていけぇ……!」

子宮にあった球体の感覚が段々と降りてくる。この身体が香織だったものを集め終わり、遂に体外へとひり出そうとしているのだ。もう香織の身体の方は完全に俺の味方になり、元香織の魂を『邪魔なもの』と思うようになったのだ。

「っ……! 来た、来た来た来たっ!! 私が、身体から、追い出されっ……! たぁ……♡」

瞬間、まるで産卵のように、性器から小さな球体が吐き出された。それは香織だったもの。魂と、身体に施していた設定のうち、俺の魂と融合した新しい香織には必要のないものが全て詰め込まれた。紛れもない「老廃物」であった。
成功した。俺は清水香織という女に、いや、清水香織という女の身体と、俺という男の心を持った人間に生まれ変わったのだ。香織の容姿、性別、肉体的な要素を全て持ちながら、内面だけが完全に男である俺のものにすり替わってしまったのだ。

「ありがとう香織。君の肉体はこれからずっと、俺が大事に大事に使ってあげるよ。っと、もう俺の身体なんだから、君に許可を取る必要もないか。君の輝かしい記憶も、聡明な脳みそも、魅惑的なこの身体も、女という性別だって、これからは一生俺のものなんだからね」

手のひらの上で無力に転がる、「香織だったもの」に向かってそう呟いて、新しい身体でどう生きていくかを想起する。この身体なら汚い男だった頃にできなかったことも色々できるだろう。希望と欲望に満ちた淫らな人生を歩んでいくことを考えると、ゾクゾクと身体が悦びに打ち震えてくる。
香織の人生を乗っ取って生きていくだけじゃない。俺は同時に前の少女との最後のやり取りを思い出す。

『良い身体に生まれ変われたら、今から言うところに私の住所を書いたメモを隠しといてあげるから、新しい身体と一緒に会いに来てよ。その時は……先輩としていろいろと教えてあげる。ついでにこの身体も、存分に愉しませてあげるからさ♡』

あの時少女が話していた場所が香織の脳に刻み込まれる。性能のいい香織の頭脳は既に管内の構造をほとんど把握していたようで、説明された場所がどこかも鮮明に思い浮かぶ。使えば使うほど、香織がどれだけ良い入れ物なのかが分かってくる。ますます香織のことが好きになってしまう。
あの時、これが成功例だといわんばかりに自らの胸元、ブラの奥に隠れた綺麗な乳首を見せびらかしてきた少女。当時は羨ましさでいっぱいになっていたが、今の俺は違う。清水香織という理想の器を手に入れることに成功したおかげで、今は手に入れた理想の身体を見せびらかしたくて仕方ないのだ。
俺の新しい脳もその瞬間を夢見て悦に浸っている。香織は俺にとって理想の器だったが、あの娘も確かに可愛かった。あの娘はあの娘を手に入れた彼にとっての理想の器なのだろうことが見て取れた。会いに行けばあの美少女の身体とこの身体を存分に犯し、味わうことができるのだと思うと、今からでも興奮で胸が躍る。

「……ともあれまずは、せっかく手に入れた香織の人生を食い漁ってみたいよなぁ?」

呟いて、次に俺は今の自分の脳内に潜り込み、香織が残した記憶を吸い上げる。香織だったものが今まで大事に大事に使い、貯め込んできた香織としての記憶、香織としての人生を。思った通り香織のことを好いている娘は多いみたいだ。その視線に恋慕に近いものが見て取れる娘も何人か浮かんでくる。こんな綺麗な顔と身体で、育ちもいいとなれば男だけでなく女も放っておかないのは分からないでもない。元の香織はそれについてよく分かっていなかったようだが、今の俺なら記憶にある娘達が香織を好いているのがよくわかる。彼女らの叶わなかったはずの香織への恋も、今の俺なら叶えてやれる。やはり俺の方が香織を使うのにふさわしいのだ。むしろ香織の身体は今日この日、俺の新しいカラダとして現れるために産まれ、今まで過ごしてくれていたのだろう。
今日一緒に来ている娘にも1人いるみたいだ。香織の後輩で、美夏ちゃんって名前らしい。丁度いい、まずはこの娘を狙ってみるとしよう。

「くふふっ♡ 新しいカラダに新しい人生。楽しくなってきちゃったなぁ♡」

考えるだけで涎が溢れ、新しい股間がキュンキュンと疼く。おっぱいがついていることにも、股間が男性器ないことにも違和感がなくなった俺だけの身体を操り、浴槽から上がって先ほど記憶に現れた美夏ちゃんを探し始める。
……居た。少し歩いた先の露天風呂で、同じく1人でいるのが見つかった。実際見てみると可愛らしい娘だし、身体つきも悪くない。何より、香織ボディの魅力を試すのにちょうどいい相手だ。この身体のことを好いているんだし、うまく誘惑してやれば今日にでも美味しく頂けるかもしれない。ペロリと舌なめずりして、今まで香織の脳が考えたこともないような爛れた性活を夢想して興奮で身体を疼かせ、香織から頂いた高性能な脳に命令して美夏ちゃんをオトすための思考を巡らせながら、その娘のいる浴槽に、新しい肢体を見せびらかすように振るわせて歩み寄っていった。
[ 2020/12/08 18:00 ] 憑依モノ祭り(憑依ラヴァーver.) | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

憑依好きの人

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●憑依TSF・洗脳・悪堕ち・融合など支配欲が満たされるシチュを中心に創作活動しています。
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