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【C97】「冒涜の聖女」サンプル

黒憑さんの掲載作品冒頭になります。
とある小さな修道院。日々聖職者が修練に励み、神に祈りをささげる神聖な場所……なのだが。

「どうだトンヌラ? そっちにはありそうか?」
「兄貴ぃ、全然無さそうっすねぇ……」

 俺達が今やってるのは神への冒涜、端的に言えば盗賊行為だ。修道院に忍び込むことに成功した俺、トンヌラはいつもバディを組む兄貴――といっても本当の兄ではなく親しみを込めてそう呼んでいるだけだが――とガサ入れに精を出す。

 今日の目的は院内にある……と噂の金のロザリオ。ここの聖職者が身に付けるソレは全て銀色だが、一つだけ黄金に輝く代物が存在し、修道院のシスター長が代々大切に保管している“らしい”……そんな情報屋からのタレこみを頼りに院内の、中でもシスター長の部屋と思われる場所を物色中なわけだ。

「兄貴ぃ、ほんとにシスター長が保管してるんですかね? そもそも金のロザリオって実在するんですかぁ?」
「何を言ってんだ! 高い金払って仕入れた情報だぞ? ぜってぇあるはずだ!」

 血眼になりながらタンスを乱雑に漁る兄貴。面倒見が良くて大らかなおっさんで……何より十数年前に俺がまだ十歳で身よりも無く路頭を彷徨っていた所を助けてくれた命の恩人なのだが、どうにも少し馬鹿なのが玉に瑕だ。

「はぁ、疲れちまったなぁ……おっ、あれは――」

 ガサ入れもそこそこに窓の外にチラッと視線を向ける。三階の窓から見えたのは箒を手に持った二十代半ばのシスターが子連れの母親と仲睦まじく会話に興じる姿。母親の方はむっちりとした身体つきで顔も悪くない部類に入りそうだが……まぁ見た目が四十過ぎっぽいし俺に熟女好きの趣味はない。だが一方で――

「めっちゃ綺麗だよなぁ、サラさん……へへっ」

 親子と会話しながら口元をおさえて慎ましく微笑む美女。彼女はシスター・サラ。二十代半ばにして修道院のシスター長を務める才女で、町でも“絶世の美女”やら“心優しき乙女”やら良い評判しか聞かない聖女だ。窓からだと少し見えづらいが……それでもわかる。鼻先が高く整った顔立ち、黒のベールから垣間見える綺麗なブロンドの髪、そして黒と白のワンピースタイプのシスター服に身を包んで優しく微笑む姿は気品と美しさが全身から滲み出ている。

 おまけに胸元や尻周りも中々魅惑的な曲線を描く。特におっぱい……あれは間違いなく巨にゅ――

「おいトンヌラぁ! 何ボーっと外ばっかり見てんだ! 早くしねえと外の奴が戻ってきちまうだろ!」
「へいへい、わかりましたよ……」

 兄貴もチラチラッとサラさん覗き見てる癖に……なんて思いつつも仕方なく窓から視線を逸らし、部屋の探索を再開する。金のロザリオこそ無さそうだが、せめて他に金になりそうな物でも……ん?

「お……これは!?」
「どうした? 何か良い物でも見つかったか?」
「へへっ、兄貴ぃ~。これ見て下さいよ!」
 それは一枚の純白の布きれ……女の大事な部分を覆う代物、所謂“パンティー”だ。この部屋にあるということはシスター長の、つまりはサラさんの物に違いない。あの美人が常日頃穿く下着……ゾクゾクっと興奮が沸き上がってくる。

「おいおい……ただの下着じゃねえか。俺達が欲しいのは金目の物だろ?」
「へへっ、兄貴はわかってないなぁ。町でも噂の美人シスター長のパンティーっすよ? “あの聖女様の生下着”って売り文句なら絶対に高く売れますって!」
「はぁ? そんな布きれに価値なんてあるわけ……第一売ろうにも誰が穿いてたかなんて証明できねえだろ」
「いや、生粋の下着マニアなら本物かどうかもすぐにわかるはずです!」
「なんだよ下着マニアって……」

 呆れた様子で背を向けてガサ入れに戻る兄貴。まったく……兄貴はまるでわかってないなぁ。女の下着がどれほど魔性の魅力を秘めているのかを。ましてやそれが町でも噂の才色兼備なシスター長のソレだという付加価値がどれほど大きいか……そして“下着フェチ”の中で高値で取引され、大事なオカズとして重宝されるのかも。

 まぁ何でそんなこと知ってるのかといえば、何を隠そう俺もその下着フェチの一人なのだ。

「くぅ~……メスの匂いとお日様の匂い……これが美人シスター長のパンティーかぁ。これは売るよりもオカズとして大切に使った方が良いかもしれねぇなぁ。うへへっ」
「何を言ってんだか……それよりこの部屋には金のロザリオどころか目ぼしい金品も無さそうだ。他を当たるぞ」
「へ~い。あっ、でもコレはきっちり盗んでいきますねぇ!」
「はぁ……勝手にしろ」

 サラさんのパンティーを握ったまま兄貴の後に続こうとした……その時。

 ガチャりと、突然入口のドアが開いて――

「だ……誰ですか、あなた達!?」

 透き通った綺麗な声が部屋中に響き渡る。ドアの先には黒と白のシスター服に身を包んだ美女、さっきまで窓の外で掃除をしていたはずのサラさんの姿が――

「やべっ、マジかよ!? 掃除から戻るのはまだ先だと思ってたのに……ここはズラかるぞ、トンヌラ!」
「そ、そうっすね」
「ちょっと待ちなさい! ……ってあなたソレは!?」

 彼女が驚きの表情を浮かべた視線の先には俺の手に握られた純白のパンティー。そういえばポケットに入れるの忘れてたな。

「それは私の……なんて物を盗もうとしているのですか!?」

 途端に真っ赤に染まっていくサラさんの顔。それにしても……こうやって間近で見るとほんとに文句のつけようのない美人だ。

 ブルーの美しい瞳にぷっくりとした艶やかな唇。その体躯もスラッとしていながら出るところは出ていて……腰を紐で結んでいるためか、くびれのあるエロい身体つきが強調されており、清楚なシスター服とのギャップがどうにも扇情的だ。あのたわわなケツをお触りしたい、服に包まれたおっぱいを揉みしだきたい……あらゆる煩悩が頭をよぎり、自然とアソコが起き上がってくる。今まで見た中で一番の女と言っても過言じゃない。

 こうなったら……今こそ“あの薬”を使う時なんじゃ――

「おいっ、何ボーっとしてんだトンヌラ! 早くここから出ねえと……とりあえず窓から飛び降りるしか……」
「いや……兄貴、ちょっと待ってくだせぇ」

 俺はポケットから一つ、小さな錠剤を取り出す。数か月前、兄貴と一緒にとある化学者の研究所に侵入した時に手に入れた怪しい代物だ。名前は『憑依薬』。この薬を服用して三秒以内にキスした相手の身体に憑依して、意のままに動かすことができる……薬の入った瓶に同封の説明書きには確かにそう記されていた。

「お前その薬……やめとけって。説明書きに書いてあったろ? “命の保証はない”って」

 兄貴は俺の魂胆に気付いたのか怪訝な表情を浮かべる。この数か月、薬を何度か試そうとした俺はその度に兄貴に止められていた。何せこの薬を盗んだ相手は稀代のマッドサイエンティスト……噂では人体実験を度々繰り返していたという話もあり、憑依薬もどれほど危険な物かわからない。兄貴の心配はもっともだ。

 でも――

「兄貴……俺、もう我慢できねぇ! サラさんの身体を……あのシスター服に隠れたエロボディを弄り回したいんですよぉ! うへっ、うへへへっ」
「おまっ、ちょ、待てって!」

 兄貴の制止を聞かず、薬をひと思いに飲み込む。そして驚いた表情で立ち尽くすサラさんに駆け寄り――

「あなた一体何を……んむぅ!?」

 ムチュッと……柔らかな感触、目前には目を大きく見開いた美女の顔。驚いた表情すらも綺麗で、こんな美人にキスしてるってだけで興奮するが……肝心なのはここからだ。確か薬の説明書きでは唇に意識を集中させて、口の中から直接自らの魂を入れ込むイメージって書いてあったような……俺は抗うサラさんの口内に強引に舌を入れ込み、唾液と共に自らの魂を流し込むようにググッと意識を集中させた……その瞬間――

「!?」

 視界が……一瞬で切り替わった。それと同時に身体の感覚が全く別種の物になったような。頭に被り物をしている感覚、胸元の重量感と締め付けられる感触、美人とのキスで起き上がっていた股間が一瞬で無くなったような不思議な喪失感……そして目前には気持ち悪く目を瞑ってキスしてくる俺の顔面。

 これってもしや……成功したんじゃ――

「やめて下さい!!」

 バッと……自分の腕が“勝手に”動いたような感覚。目前にあった俺の身体は“俺に”押し返されたことでよろめき、そのまま仰向けとなって倒れ込む。

 あれ? なんだこれ……どういうことだ?

「いきなり接吻など……ふっ、不埒です!」

 なぜか口も勝手に動いて喋らされてるような……ただ出てくる声は俺とは全く違う綺麗な……これってサラさんの声だよな?

「しっかりしろトンヌラ! くそっ、だからあんな薬使うなって言ったんだ!」

 倒れた俺の身体を必死に揺する兄貴。そっちに俺いないし……と伝えたいが、身体も口も全く動かせそうにない。

「一体なんの話をされているかはわかりませんが……神聖な修道院で盗みを働くとは言語道断、神への冒涜行為です。許すことはできません!」
「チッ! こうなったら……」
兄貴は俺の身体を背負うと、窓ガラスを開け放って勢いよく飛び降りていく。

「あっ、ちょっと待ちなさい!」

 相変わらず勝手に身体を動かされる形で窓に近付き、外を見やる。視線の先には俺の身体を背負って必死に逃げる兄貴の後ろ姿。一人で逃げれば簡単だろうに……兄貴はどこまでもお人よしな奴だ。

 ……って今はそんなこと考えてる場合じゃねぇか。

「ひとまず他のシスター達にも知らせなければ……」

 何やら思い立ったサラさんはその場から駆け出す。何だこれ……憑依薬を飲んで彼女にキスをして、おそらく身体の中に入り込んだのは間違いないはずだが……まさか文字通り“入り込んだだけ”ってことか? これじゃイメージしてたのと全然違うじゃねぇか! 俺の意思でサラさんの身体中を好き放題弄る妄想ばかりしてたのに期待外れ過ぎるだろ……。

 今も勝手に走らされたり、無駄に疲れてくる感覚をただ共有してるだけというか……これって絶対おっぱいがやたら重たいのが原因だよな? サラさんの巨乳具合がわかったのはいいが触れないんじゃ生殺しにされた気分だ。

 はぁ……ほんとは思う存分揉みしだきたかったのになぁ、このおっぱい――

「……?」

 すると突然サラさんが立ち止まる。視線の先にはシスター服を押し上げる……おっぱい?

「なぜだか胸が苦しいような……気のせいでしょうか?」

 ポツりと呟き、その白くて綺麗な手の平を胸元に添える。ムニュっと、少し触れただけだが布越しでもわかる柔らかさ……これがサラさんのおっぱい……へへっ。偶然とはいえ乳をお触りしてくれるとはなぁ。こいつはラッキーだ。

「んぅ……すっごく柔らかいぃ……んぁっ♡」

 おぉ、今度は五指で鷲掴みにした感覚……弾力感があってモチっとした心地よさがたまんねぇなぁ。それに揉むと同時に身体中が火照ってくるような……これってもしや“揉まれる感覚”って奴なのか? まさかこんな快楽を体感できる日が来るとはなぁ。なんだかきもちぃし、これもサラさんのおかげ……あれ?

 今更だが……サラさんはなんで自分のおっぱい揉みまくってるんだ? 丹念にじっくりと、それにやたら色っぽい声出てるし。清廉潔白な聖女ってイメージとはどうも違うんだが……まぁいいか。俺にとっては役得でしかねぇし。

「サラ様! どうやら修道院から逃げ去る不審人物の目撃情報がありまして……えっと、サラ様? あの……」
「んぁっ♡ 柔らかくて良いきもちぃ…………はっ!? こ、これは、その……失礼致しましたっ」

 駆け寄ってきたシスターの存在に気付いたのか、胸からサッと手が離れる。せっかく乳揉みの心地よさを堪能してたのに……邪魔しやがって。

 まぁでも目の前のシスター……こいつも結構な美人だ。それに服を押し上げる膨らみも中々……サラさんほどじゃないが大きいし、揉み応えもありそうだ。こうやって巨乳シスターの双丘を怪しまれずに正面から見放題ってのもいいもんだなぁ、へへっ。

「……うふふっ」
「あ、あの、サラ様? 私の胸元をジッと見てらっしゃるようですけど……何か付いてますか?」
「……え? あ、なっ、何でもございません!」

 そこで視線がサッと逸れるが……思えばサラさんなんでシスターの胸元を見まくってたんだ? それにさっきから何だか身体中に熱を感じるし息苦しいような。まさかサラさんもおっぱい見て興奮してたのか……って、そんなわけねぇか。

「そ、それより! ひとまず不審人物の件について情報共有する必要があります。他のシスター達に自室や院内の施設に侵入された形跡が無いかの確認と、それが終わりましたら広間に集まるよう指示していただいてもよろしいですか? 私も声掛けして回りますので」
「あ、はい、かしこまりました!」

 サラさんが冷静な声で指示を出すと、胸をガン見されていたシスターも急ぎ足でその場を離れていく。その後ろ姿、シスター服を膨らませるケツも中々のエロさだ。ああいうプリッとした桃尻っていうのは――

「鷲掴みにしたいわ……」

 そうそう鷲掴みにして堪能したい……ん?

「……はっ!? わ、私ったら何を……今は不審者の対応を急がなければ」

 彼女は慌ててシスターのケツから視線を逸らし、その場から離れる。相変わらず身体は火照り続けたままだったが。

 そして――
[ 2019/12/22 15:35 ] 同人活動 | TB(-) | CM(0)
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