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憑きまとう悪意1

広がる悪意の後継作っぽいものを書き始めました。
よろしくお願いします。
「ふぅ~、今日も疲れたなあ」

机にかけたカバンを持ち上げ、帰る支度をする。
彼の名前は高崎恭也(たかさききょうや)。
この高校に通う男子生徒だ。
特別何かに秀でた才能を持っているわけではないが所属のサッカー部ではレギュラーに入るくらいの実力は持っているし、勉学も中の上くらいの成績を常に保っているくらいにはまじめな生徒だ。
今日は職員会議のため学校全体で部活がなく、青春真っ盛りの大概の生徒たちは友人と遊んだり恋人と出かけるためにさっさと教室から引き払ってしまった。
自分とただひとりを除いて。

「あいつ、なかなか起きないな…」

下校時間になったにも関わらず机に突っ伏したままのクラスメイト、寺岡佑次(てらおかゆうじ)を見てつぶやく。
思えばショートホームルームの途中からずっとあの状態だ。

「しょうがねえな…起こしといてやるか…?」

嫌々ながら佑次の方に振り返る。
あまり関わりが多いわけではないが正直に言えば佑次のことはあまり得意ではなかった。
普段から口数は少ないし友達も多くない。
特段素行が悪いわけではないがクラスからは浮いた存在であることは間違いなかった。
年度初めの頃に声をかけたこともあったがいい反応が返ってきたことはない。
それどころか今でもあの迷惑そうな顔をはっきり覚えている。

そんな彼を起こすため肩に手を伸ばした瞬間。
教室の扉が開いた。

「あ、高崎くん、まだ残ってたんだ。」

「委員長...」

入ってきたのはクラス委員長の東川舞(ひがしかわまい)だった。
眼鏡をかけて髪を後ろに束ねた姿はよくある委員長像にぴったり合致する。
性格もいたって真面目で面倒見もいい。少し優しすぎるのが難点ではあるがそれが彼女魅力でもあった。

「どうしたの?まだ帰らないの?」

「ああ、帰るところだったんだけど。寺岡がこんな感じだったからさ、起こしていこうと思って。委員長は?」

「私は帰る前にちょっとだけ掃除をしようかなと思って職員室に日誌届けてから戻ってきたの。私たちが使う教室だしできるだけ綺麗に使いたいでしょ?」

にっこりと笑みを浮かべる舞。
窓から伸びる夕方の日差しと合わさって彼女の暖かな性格が一層強調された。

「委員長はすごいな...誰かに頼まれたわけでもないのに。」

「そうかなぁ?そんな特別なことをしてるつもりはないんだけど...でも高崎くんに褒められるとちょっと嬉しいな、ふふっ。」

顔を少し赤らめて嬉しそうにする舞。
ちょっとだけ胸が高鳴った。
これで彼氏がいないのだからクラスの男どもは見る目がないってもんだ。

「なら俺も手伝おうか?別に急いで帰る理由もないし」

「ううん、大丈夫。10分くらいで簡単に終わらせちゃうから先に帰ってて。寺岡君も私が起こしておくから。」

「そ、そうか?別に遠慮するかもことは...」

「いいからいいから。めんどくさい掃除は委員長に任せて、ね?」

ウィンクをしながら恭也の背中を扉へと押す舞。

「わかったからそんな押すなって!委員長も気を付けて帰れよ。」

「うん、じゃあまた明日ね高崎くん。」
そう言って舞は背中を見送った。
「よし、じゃあまずは寺岡くんを起こしますか!」

気持ちを切り替えるように息を吸って両手を腰に当ててえっへん!とポーズを決める。

「おーい寺岡くーん、起きないと外真っ暗になっちゃうよー?」

身体を軽く揺するために手を伸ばして寺岡の肩に触れた瞬間だった。

「あっ————」

ぴくっと舞の肩が震える。
呆けた表情を浮かべて舞は数秒の間、時が止まったかのように身体を硬直させた。
だが…

「——むひっ」

今度はニンマリと嬉しそうな笑みを浮かべた。寺岡から手を離すとギラついた視線で自分の身体を見下ろした。

「いいんちょーのカラダげっとぉ〜♪ 心優しい君なら僕のことを起こしてくれると思ったよぉ…ぐふ、ぐふふ…これが女子高生の制服かぁ…まさか自分が着ることになるとはなあ…それも、委員長のカラダで♡ あはぁ、いい匂いだ…委員長もちゃんと女の子なんだなあ」

両手を持ち上げて自分のものとなったカラダを観察する。
少し低くなった視界。制服を適度に盛り上げながら呼吸する度に上下する胸。少しだけ心もとないスカートに包まれたお尻。
目に入る全てが興奮を駆り立てる。

「むふ、むふふふ…」

楽しそうに制服の生地をさすりながら女の子特有の柔らかな感触を堪能する。
先程から下品な笑いが収まらない。しかも出てくるのは男の野太い声ではなく、舞の綺麗で高い声。
だが、それは決して彼女が出すことのないようないやらしいものだった。

「へへっ、委員長がエロい声出してやがる…う〜んっ、最高!私って普段はくそまじめなのにこんなえっちな声を出せるんだね知らなかった!ふふっ。じゃあ、おっぱい触っちゃおうかな〜…へへっ、委員長がおっぱいだって…本人に言わせるとめっちゃ興奮するな…ほぉら、制服に包まれたいいんちょーっぱい、さわっちゃうぞ〜?...う、うぁっ…」

むにむにと両手に柔らかな感触が広がる。着痩せしているのか思った以上に大きい舞の胸に驚かされた。

「意外とでかいんだな委員長...それに、んっ…ふぁ…こんなに柔らかいのか…ん、んんっ…これ、癖になりそうだ…んっふぅ…」

ふと窓を見やると恍惚とした表情を浮かべながら嬉しいそうに胸を揉みしだく舞の姿がそこにあった。

「委員長ってこんなエロい表情になるのか…こいつよく見ると可愛いし割とありじゃねえか?くくっ、なんなら俺の彼女にしてやってもいいぞ…んっ、あっ、あんっ、嬉しい…寺岡くんの彼女になれたらどんなに幸せなことか…んんっ…」

本当の舞はこんなことを微塵も思っていない。彼女に憑依した寺岡が支配欲を満たすために言わせているのだ。
ぽつ、と水滴が床に落ちる。あまりの興奮に舞の身体が発情し下着を濡らしていた。

「私、掃除しにきたはずなのに逆に床を汚しちゃってるよ…みんなで使う教室を愛液で濡らしちゃってる…んはぁ…」

ぞくぞくと背徳感で背中が震えた。スカートを穿いたままパンツを脱ぐと目の前に掲げる。夕陽に照らされるパンツの中心には黒いシミができていた。

「ふふっ、ノーパンになっちゃった♡おまたがすーすーして気持ちいいな…」

外気に晒されて可愛らしいお尻が震えると同時にアソコがきゅんっと高鳴った。いやらしい液体が眩しい太ももを伝い艶めかしい輝きを与える。
ぞくんっぞくんっ。心臓の鼓動がうるさいくらいに全身にこだまする。
舞は近くの椅子の座ると露わになった股間に擦り始めた。

「あっ、あっ、あっ、い、委員長のまんこ、めっちゃ気持ちいい…やばっ、あっ、あはっ!」

くちゅくちゅといやらしい水音とともに周囲を発情した雌の匂いが充満し始める。舞の頭の中は寺岡の欲望によってピンク色に染められていた。

「あん、あっはっ!ああっ、委員長…委員長…!き、気持ちいい…委員長のカラダ、気持ちいい…!あっ、あああっ…!」

軽い絶頂を迎えそうになった瞬間、水を差すかのように背後で教室の扉が開いた。

「……っ!!!」

ビクンッ!一瞬心臓が止まったかのように身体が跳ねる。全身の血の気が引いていくのを感じながら振り返ると、そこには恭也の姿があった。

「委員長、まだいたのか。そんなところで何やっ…て……」

恭也は近付くにつれて舞がブラウスをはだけさせながら股間に手を当て、床に水溜りを作っていること気づいた。そしてあまりの光景に目を白黒させる。

「い、委員長…?なんで、こんな、ところで…」

「……はぁ…バレちゃったかぁ…やっぱ放課後の教室でオナるのはリスクが大きかったか」

心底うざったそうに頭を搔くと椅子を恭也の方に向けなおしてあぐらをかいた。おかげで舞のブラジャーとアソコが丸見えである。

「で、どうするよ?先生にチクるのか?別に俺は構わねえけど流石に委員長の沽券に関わると思うぜ。」

「何を言ってるんだ?どうしたんだ委員長?なんでそんな…」

「あーめんどくせえ…高崎、俺だよ俺。寺岡だよ。」

「寺岡…?寺岡ならそこで…」

「だーかーらー!そこで寝てる俺が委員長のカラダに憑依してるんだよ!こいつが学校の、しかもクラスメイトが寝てる教室でまんこを丸出しにしながらオナニーする趣味があると思うか?あの状態の俺に触れるとカラダを乗っ取られるんだよ、こんな風にな…あんっ!」

ブラに手を入れ乳首を摘み上げて喘いで見せた。これでも信じないならこのまま公開オナニーでも始めてしまおうか。
だが恭也も普段の舞と合致しない彼女の態度を説明するには信じざるを得なかったのか、渋々この状況を受け入れた。

「寺岡…お前、何してんだよ!それは委員長の身体だぞ!自分が何やってるのか分かってんのか!」

恭也は舞に詰め寄るとがっちりと肩を掴んできた。

「いたっ!や、やめて高崎くん、痛いよ…」

「くっ、この…すまん…」

「ふふっ、いいのよ高崎くん。私のオナニーを邪魔したことは許してあげる。で、なんで戻ってきたの?もう帰ったはずでしょ?」

胸をふにふにと揉みながら問う。

「俺は机の中の忘れ物を取りに…それよりお前も早く委員長の身体から出ていけよ!彼女が可哀想だろ!」

「可哀想?こんなに楽しくて気持ちいいのに?知ってる?女の子のカラダって気持ちよくなると全身性感帯みたいになっておっぱいとおまんこも全部しあわせに…」

「そんなことはどうでもいい!早く出て行けよ!お前には良心ってものがないのか!?」

「別に、本人にバレてるわけじゃないしいいじゃん。こんなに気持ちいいんだから俺にもお裾分けしてほしいだけだよ。それがいけないことか?」

「当たり前だ!こんなところを他の誰かに見られたら!」

「困るのは委員長であって俺じゃないから別にいいよ。バレたらバレたで。」

寺岡の身勝手な受け答えに恭也は開いた口が塞がらなくなった。

「お前、可哀想なやつだな。」

恭也の侮蔑と憐れみの混じった言葉。それが寺岡の琴線に触れた。触れてしまった。

「……は?どういう意味だよ?言ってみろよおい。」

「だってそうだろ?人のことも考えられない自分勝手な人間なんて可哀想に決まってるじゃないか。心底同情するよ。こんなことでしか自分の欲求を満たせないなんて。」

「てめえ、自分が勝ち組だからって調子に乗るなよ!お前に俺の何が分かる!全部持ってるお前が何もなかった俺の何が分かるんだよ!?この憑依の力のおかげで俺は女の快楽を知ることができた。幸せを手にしたんだよ。それを否定するなら、俺はお前を許さねえ。」

舞の顔が見たこともないほど険しくなる。寺岡の怒りが舞の身体を通して滲み出ていた。

「早く委員長の身体から出て行け卑怯者。」

「〜〜〜っ!!」

恭也の言葉に寺岡の怒りは限界に達した。

「ふ、ふふっ、いいよ高崎くん。出て行ってあげる。でもね、この屈辱は絶対に忘れないよ。だから、覚悟してね?」

「知るかよ。早く自分の身体に戻れクソ野郎。次やったら許さねえからな。」

「ははっ、お優しいことで……」

舞は恨めしそうに恭也を見据えるとびくっと震えて意識を失った。
するとずっと机に突っ伏したままの寺岡が起き上がった。

「ほら、出て行ったやったぞ。あそれじゃ、あとはよろしく」

それだけ言うと寺岡は教室から出て行ってしまう。半裸のまま意識を失った舞を残して。

「おい待て!この状況どうするんだよ!おい!」

「うっ…ううん…高崎、くん…?」

どうするべきか考えがまとまらないまま、舞が意識を取り戻してしまった。

「い、委員長…その、これは…」

「ん、ん…?」

舞は起き上がると今の自分の有様を認識するとぽかんとした表情を浮かべる。
恭也は彼女が絶叫することを覚悟した。
だが……

「あー、そっか…私こんなところでオナニーしちゃってたんだ…え、えっとね、高崎くん…ここで見たことはどうか内緒に…お願い…じゃないと私、恥ずかしくて死んじゃいそう…」

「委員長、覚えて…るのか?」

「もう、そんなこと言わせないで…掃除しようとしたら急に、その…したく、なっちゃって…ああ、恥ずかしいからこれ以上は…」

舞が憑依されている間のことは自分がしたこととして記憶されていた。心の底から自分の意思でやったと信じ込んでいるのだ。

「あ、ああ…とりあえず服を着てくれ…」

「う、うん…」

とりあえず自分があらぬ疑いをかけられる恐れはなくなった。だが同時に寺岡の力に大きな危機感を覚えた。
彼は言った。この屈辱を忘れないと。
(あいつ、まさか本当に何かするつもりなのか?)
その危機感はこれから正しかったことが証明される。彼の想像を遥かに超える形で——


[ 2017/12/24 18:03 ] 憑依小説(オリジナル) | TB(-) | CM(3)
No title
今回は因縁をつけるところから始まって、鉄板の予感しかありません!
[ 2017/12/24 19:23 ] [ 編集 ]
No title
どうなるか楽しみです!
[ 2017/12/25 01:48 ] [ 編集 ]
No title
やっぱり前作同様にエロい体の真面目な先生を堕として欲しいですね
[ 2017/12/27 23:39 ] [ 編集 ]
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